◆検査室だより②◆~当院で行える24時間心電図検査についてご紹介します~
こんにちは。検査室だより連載2回目です。今回は24時間心電図検査についてご紹介します。
「動悸や胸の痛みなど自覚症状が日常起こるにもかかわらず、検査の時には自覚症状が起こらない」、「検査の時など安静にしている状況では自覚症状が起こりにくい」などでお困りの方いらっしゃいませんか??
24時間心電図検査とは、患者さんの日常生活の中での心電図変化を最大24時間連続して記録し、波形に異常がないか調べる検査です。
小型の機器を洋服の下にベルトで固定し、心電図の電極を胸に4か所貼り付けます。外からは機器を装着していることがほとんど分かりません。機器が破損しないように入浴や衝撃が加わる運動などは避けて頂きますが、それ以外は通常の日常生活を送ることが出来ます。患者さんには「行動記録カード」をお渡しして、起床就寝や運動した時間など簡単に記録してもらい、翌日機器を外しに来院して頂きます。
24時間心電図の波形は通常の12誘導心電図とは少し異なりますが、強みは何といっても長時間連続して記録出来ること!日常生活での心電図変化や、自覚症状が起こった時の心電図波形など、さまざまな情報を得ることが出来ます。その他、不整脈の発生頻度を調べたり、病気の治療効果を確かめたり、患者さんの状態により検査の目的は様々です。
医師と相談し、必要なタイミングでぜひ検査を受けましょう。