意思決定支援
アドバンス・ケア・プランニング
Advance Care Planning:ACP
アドバンス・ケア・プランニングとは
「将来起こり得る状態の変化に備えて、事前に患者・家族と受けたい治療やケアを計画しておくこと」
と言われています。患者さん、ご家族、医療者が今後の治療・ケア・これからどのように人生を過ごしていきたいかを共に考え、計画していくことはとても大切なことです。あなたの意思を伝えていけるよう、わたしたち医療者と一緒に考えていきましょう。
意思決定支援の方法
思いの傾聴
患者さん、ご家族の意思、希望(何を大切にされているか、何に生きがいを感じているか)を継続的に伺います。
情報の共有
現在の病状、今後の経過、予想される予後について、説明します。
選択肢の提案
治療、ケアに関して複数の選択肢を提供し、それによって起こりうる利点やリスクについて説明します。予想される結果について、十分に理解していただくことは、意思決定をする上でとても重要なことです。
リビングウィル
自分で意思を決定・表明できない状態になったときに希望する医療・希望しない医療について、あらかじめ明記しておく文書(事前指示書)を、患者さん・家族・医療者が一緒に考え、作成します。