こんな時こそ、禁煙をはじめてみましょう!
先日、禁煙外来に来られた患者さんが「在宅ワークになったから、たばこの量が増えるのが心配」とおっしゃっていました。
確かに!自宅でたばこを楽しんでおられる場合は、24時間たばこの誘惑に惑わされることになるのですね。これは辛いと思い、今回は禁煙外来についてご紹介することにしました。
保険診療で使用できる禁煙補助薬は、「飲み薬」と「体に張り付けるパッチ」の2種類あります。
「飲む」タイプ
- 治療期間:12週間の間に5回受診
初回診察→2週間後(2回目診察)→2週間後(3回目診察)→4週間後(4回目診察)→4週間後(最終診察)
- 内服回数:最初の3日間は1日1回、4日目からは1日2回(朝・夕食後)
- 副作用:嘔気、頭痛、お腹の張り、便秘もしくは下痢、眠気など
でも、副作用は内服している間だけのこと。その間は吐き気止めなども処方して、継続できるようにサポートします
- 治療費:約20,000円(保険診療3割の場合)
1週間かけて本数を減らして、8日目から禁煙生活開始。
だから、急にはやめられない方におすすめ!
「貼る」タイプ
- 治療期間:8週間の間に4回受診(最大で10週間まで延長可能)
初回診察→2週間後(2回目診察)→2週間後(3回目診察)→4週間後(最終診察)
- 使用方法:1日1回パッチを張り替える
副作用:皮膚のかぶれなど
- 治療費:約12,000円(保険診療3割の場合)
パッチを貼ったと同時に禁煙生活開始。
だから、自力で数日間、禁煙できる人におすすめ!
禁煙するなら今がチャンスかも
- 同僚や友人との飲み会の機会が減った
- 家族と一緒にいるので吸う機会が減った
- 支出を抑えたい
- 3密を避けるために、職場の喫煙所までもが閉鎖された
- 喫煙できる飲食店がさらに減った
ご不安やご質問など、お気軽にお電話ください!一緒にゴールを目指しましょう。
看護師 南野