口腔ケア勉強会「口腔内の評価をしてみよう」を開催しました
こんにちは。のぞみハートクリニック 看護師の梅野です。
先日、当院にて口腔ケア勉強会「口腔内の評価をしてみよう」を開催しました。
口腔環境を良好に保ち、口から食べることができると、全身状態が改善するだけでなく、精神状態も改善します。実際に、高齢でも元気な方は、自分の歯がたくさん残っており、しっかりご飯が食べられるという方が多いのです。そこで、「最期まで自分の口から食べたい」と願う方を支援できる仲間づくりをしたいと考え、この勉強会を企画しました。
訪問看護師さんや栄養士さん、歯科衛生士さんなど15名にご参加いただき、在宅で出会う口腔トラブルについて話し合いました。
・認知症の患者さんや拒否の強い患者さんへの口腔ケアが難しい
・口腔ケアに対する苦手意識がある
・根拠をもってケアにあたりたい
・最期まで気持ちよく、おいしく食べてもらいたい
など、たくさんの意見が出ました。
続いて私から、様々なアセスメントツールがあることをお伝えし、症例を通して参加者の皆さんと共に口腔内の評価を行いました。単に評価するだけではなく、問題点や課題を知り、改善に向けてケアに繋げていくことが大切だとお話ししました。
勉強会を終えて、皆さんからは
・スタッフの中で口腔内ケアへの意識が変わった
・口腔ケアの質が高められるように学びたい
・どのように評価するか意識して評価するようになった
・口腔ケアの方法や嚥下評価、嚥下リハについて学びたい
などの感想をいただきました。
今後も口腔ケアや食支援をテーマに勉強会を開催予定です。ご依頼があれば、出張勉強会も開催したいと考えていますので、お気軽にお問い合わせください。
のぞみハートクリニック 看護師 梅野貴子
BOC(Basic Oral Care)インストラクター
※BOC （Basic Oral Care）インストラクターとは、基本的な口腔ケアの知識と技術を身に付け、その必要性や方法・知識を啓蒙する、一般社団法人訪問看護支援協会認定の資格です。
