長引く咳でお困りの方へ
当院の外来を受診される患者さんで最も多い症状が咳です。
私も経験がありますが、半年も続くと心配になりますし、何より今の時期はインフルエンザでなくても、咳をしているとなんとなく居心地が悪いですよね・・・。
ということで長引く咳についてです。
- 長引く咳の代表的な原因
「長引く咳」の原因として、感染後咳嗽(がいそう)、咳喘息、アトピー咳嗽、胃食道逆流、後鼻漏(こうびろう)などが主なものでが、COPD、肺がん、肺結核などの症状である可能性もあります。
- 咳の鑑別診断・治療
「長引く咳」は、対症療法としての単なる咳止めでは解決できないことが多く、原因にアプローチした診断、治療が重要です。
※鑑別診断とは 病気を診断するにあたり、その症状や検査の結果から可能性がある複数の病気を比較しながら、合理的に特定する判断のこと。
- 当院の検査
・スパイロメーター / 肺機能検査
・FENO / 呼気一酸化窒素濃度測定
・一酸化窒素濃度測定
・胸部レントゲン
・血液検査
・迅速検査キット / マイコプラズマ・溶連菌・肺炎球菌・インフルエンザ
- 咳外来を受診される患者さんの症状例
・夜、寝る間際に咳が出る。夜中に目が覚めてしまう。他の医療機関を受診して薬を
飲んでいるが、治まらない。
・春や、秋になるときまって咳がでる。寒い屋外から暖かい室内に入ると咳がでる。
・鼻がつまり、鼻水が喉の方に流れてきて咳払いをしたくなる。
・風邪症状の後から咳がひどくなり、咳のし過ぎで嘔吐してしまい、咳の発作で顔が
真っ赤になることもある。
・話し始めると咳が止まらなくなる。
咳のことでお困りの方は、お気軽にご相談ください。