フィリップス社 CPAP 装置に関するご連絡
睡眠時無呼吸症候群等の治療用として使用しているフィリップス社製 CPAP(シーパップ)ですが、同社より下記の通り通知がありました。
現時点で得られている情報を以下に記します。
- 防音に用いるポリエステル系ポリウレタン製の発泡体が劣化して細かな粒子になって機器の気流回路に流入し患者が吸入してしまう可能性がある。
- 劣化の原因としては、メンテナンスに指示されていないオゾンなどを用いたクリーニングが原因の一つであることが示唆されている。
- 想定される健康への悪影響としては、頭痛、過敏症、悪心嘔吐、鼻炎、呼吸器関連症状などが挙げられている。
- これまで死亡事例などの報告はない。
- 粒子がみられたという苦情報告は 2020 年度において全世界で 0.03%の割合で、本邦においては、これまでに同事象と同定された報告は確認されていない。
当院としては、現段階での情報を踏まえ、健康被害の頻度と CPAP のベネフィットを考慮し使用継続を推奨しますが、ご心配の方は外来診察時にご相談ください。個々の患者さんにとって最良の選択を行って参ります。
また、最新の情報を逐次ホームページなどに掲載する予定としております。
【添付資料】